高橋俊成
ヒップホップユニット「Creepy Nuts(クリーピーナッツ)」のDJ松永さん=新潟県長岡市出身=がアンバサダー(大使)を務める県の魅力発信サイトのツイッターアカウントのフォロワーが急増している。DJ世界一にもなった松永さんがアンバサダーに就任してから約3週間で10倍以上に。県は「松永さんの人気のおかげ」としており、今後もトークライブなどが予定されている。
県広報広聴課によると、移住定住促進キャンペーンが始まった1月19日時点で、県運営のサイト「新潟のつかいかた」(https://howtoniigata.jp/)のツイッターのフォロワー数は3833。松永さんの就任が19日に発表されると、フォロワー数が増加。松永さんも自身のツイッターで大使就任をPRし、話題が拡散。2月10日時点で約4万6千まで増えた。
アカウントをフォローすることで亀田製菓の「ハッピーターン」が当たるキャンペーンが始まったことも後押ししたとみられる。
花角英世知事も9日の記者会見で「フォロワー数が一桁変わったのは驚いた。いつか松永さんにもお会いしたい」とし、「新潟への関心が高まることを期待したい」と歓迎。今後の新潟の知名度向上の可能性について「のびしろしかない」と、クリーピーナッツの代表曲の歌詞にちなんで期待を表現した。
県は3月12日に、松永さんと、松永さんのDJの師匠にあたる駒形宏伸さん=新潟県南魚沼市出身=のトークライブをユーチューブで生配信する。「新潟のつかいかた」サイトでは、松永さんのインタビュー記事の掲載や、県内の主要駅で松永さんが出演するオリジナル動画の放映なども予定している。
松永さんは2019年にDJ世界一を決める大会で優勝し、昨夏の東京五輪の閉会式ではパフォーマンスを披露するなど、高い実力で若い世代からも支持を集める。(高橋俊成)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル